なぜIPO景気は繰り返す? IPO投資家になろう

なぜIPO景気は繰り返す?

1999-2000/3頃のITバブル時は、現在と同様にIPOの初値上昇率はとても高かったそうです。

そのためIPOの公募価格も高めに設定されるようなりました。

しかし、ITバブルが崩壊すると、TOPIXや日経平均は下げ続け、IPOでも初値の公募価格割れや当選後のキャンセルが珍しくなくなり、IPOに投資する人も減少しました。

当選後のキャンセルや初値割れに困った証券会社と上場予定企業は、公募価格を低めに設定するようになりました。

その後は、よくご存じの状況です。


大きく過去のIPO景気局面を分けてみると

  期間     局面 初値上昇率
1999/1-2000/ 3 好況期     -      15ヶ月(IT,ネットバブル)
2000/4-2001/ 3  後退期     -      12ヶ月
2001/4-2002/12 不況期     34%  21ヶ月(911テロ)
2003/1-2003/12 回復期     53%  12ヶ月
2004/1-2006/ 5 好況期    118%  17ヶ月
2006/6-9/22現在
後退期     52%     ?

のようになるのではないかと思います。  


ちなみに2006年の月別初値上昇率は

 1月 154%(1社のみ)
 2月  94%
 3月  78%
 4月 196%
 5月 150%
 6月  54%
 7月  64%
 8月  56%
 9月  37%(〜9/22)

の通りです。


なぜ、IPO景気は、好況,交代,不況,回復.好況と繰り返されるのでしょうか。

そのために、過去のIPO景気各局面の現象を思い出してみます。

因果関係や順番は必ずしも明確ではありませんし、他にもいろいろな見方があると思います。

ただ、こういう面もあるなと思えれば、各フェーズの兆候を見つけることで、今後のIPO相場動向/地合いの予測に活用いただけると思います。

特に、市場から吸収する資金が大型のIPOや、同時に複数IPOが上場される銘柄、C,DクラスのIPO銘柄の抽選参加に迷った時に思い出してください。


回復期
 IPO初値買い投資儲かる
 IPO初値買い投資家増える
 儲かるから高い初値でも買う
 IPO初値上昇率高まる

好況期
 IPO投資(公募買い)儲かる
 新たなIPO投資家(公募買い)参入し抽選競争倍率増大
 抽選に外れた人が初値買いをする
 更にIPO初値上昇率高まる
 ノウハウ本やマネー本,株雑誌でのIPOの露出増える
 IPO抽選競争倍率極大化
 売残りリスク無いため公募価格を高めに設定

後退期
 初値以降の高値の期間が短くなる
 IPO初値買い投資儲からなくなる
 初値天井が出始める
 投資家が初値買いを控えはじめる
 初値上昇率低下
 IPO投資(公募買い)もあまり儲からなくなる

不況期
 公募価格割れIPO増える
 IPO抽選参加者減る
 IPO当選者のキャンセルでる
 引受証券、上場予定会社困る
 公募価格の設定が低めになる

回復期
 IPO初値買い儲かりはじめる
 .....
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