SBI証券のIPO変更

ネット証券の中では、マネックスと並んでIPOの引受が多い
証券会社です。


日本証券業協会理事会決議の影響で、7月以降承認のIPOから、多くの証券会社が抽選方法や社内配分を変更しました。

変更は店頭系証券の方が多かったのですが、ネット証券の中ではイートレード/SBI証券が最も大きな変更だったと思います。


変更点を知ると現在持っているポイントをどうすべきか悩む人も多いと思いますが、少なくても7/31上場のバリューコマースまでは現行制度ですので、以前の記事を参照に決めてください。

今回の変更

法人口座,機関口座と個人投資家口座にIPO配分が分かれます。

SBI証券引受枚数の何%位が個人投資家に回されるのか不明ですが、大手店頭系証券よりは個人投資家向けの比率がかなり高いと思われます。

個人投資家のIPO抽選は2段階となります。

第1段階の抽選

 個人投資家向け配分の70%
 有効申込数に比例した当選確率で完全抽選
 (多く申込むと有効申込数に変換されて抽選)
 当選数量には上限があるようですが、有効申込数には
 上限がありませんので、
最も明確な資金力勝負の抽選
 タイプとなります。


 平均的な1枚40万円のIPOとすると、資金力によって

 資金 50万 100万 200万 500万 1000万 5000万 1億円
 確率 1倍   2倍  5倍 12倍  25倍  125倍 250倍

 くらいの差がつきます。

 楽天でも上限が25倍程度でしたので、この差は大きいです。

 SBI証券には、1000万以上IPOにつぎ込める個人投資家は
 ざらにいますし、1億円以上のかたも珍しくないそうです。
 更に法人口座はもう一桁上がるでしょう。


 これだけ明確に当選確率に差が出ると、頻繁に複数枚数当選
 する方と、
第1段階の抽選では、何年も当選無しという方が
 でてきますね。


 8月から、当選者落選者の声が聞こえてくると思いますので、
 しばらく
すると資金量とイートレへの配分枚数で、当選ライン
 がある程度予測
可能になると思われます。
  例えば
  1000枚以上--○○○万以上で50%,○○○○万以上だと当確
  100枚前後---○○○○万以上で50%
  といった感じでしょうか。 

 従来通り、
  多めに申告しても余力の範囲内でIPO参加可能
  同一資金で、複数銘柄申込みが重なっても可
  ポイントのたまり方、減り方も同じ


第2段階の抽選(配分?)

 第1段階の落選者対象
 個人投資家向け配分の30% 
 使用したチャレンジポイントの多い順に配分
 (同ポイントの場合は抽選)


 これは抽選と言うよりIPO配分制度ですね。
 イートレは、2004年95社,2005年88社 IPOを引き受けています
 ので、
2年以上ずっと落選し続けた不運(幸運?)な方は、200
 ポイント
近く貯まっています。
 制度変更が無い限り、資金力や運で抜かれることはありえま
 せんので、
こういう方は、かならず1枚配分してもらえます。
 
一発200万くらいになるようなお宝IPOの選択眼さえあれば、
 鬼に金棒状態です。

 よほどの不人気銘柄か主幹事銘柄でもない限り、中途半端な
 ポイント
では意味がありませんので、ポイントは使わず貯める
 物になるのかも
しれません。

 そうすると、既に貯めている方が圧倒的に有利ですね。
 イートレIPO参加皆勤賞で、銘柄を選り好みしなければ年に1回
 くらいは必ず配分
してもらえる順番待ちのような制度になる
 のでしょうか。


変更の詳細はこちらこちら


資金の少ない方は、1口座1抽選権タイプのネット証券や
主幹事が多い大手証券の
完全抽選枠10-20%の方が当選確率は
高そうです。


チャレンジポイントが少ない方は、ポイントを貯めるために
資金を使うのをやめ、
ターゲットの証券会社を変更するのも
手です。


今回の変更は、資金力700-1500万クラスの方が実は一番痛い
のではないでしょうか。


このくらいの資金力があれば、2-3回/年に当選していて、手元の
ポイントは
50以下だと思いますので、正直不利ですね。

億クラスの資金力のあるデートレーダーの方々にとっては、
メイン口座を楽天から
イートレに移すだけのメリットが、十分
ありそうです...    
これが目的だったりして(笑)

感想:企業戦略としてはよくわかります。
   より多くの信用取引金利を落としてくれる優良顧客の囲い
   込みでしょうか。
   手数料の競争激化で、信用取引金利が重要な収入源に
   なってきて
いますから、こういう個人投資家を囲い込める
   かどうかが当面の業績に重要なのでしょう。

   1-2%の配分枚数のIPO取扱を頻繁にこなせば、無利子で
   口座に大量の現金を投資家増えるかもしれません。

   口座数は業界トップクラスですし、9月からは子供名義の
   未成年口座をはじめるくらいですから、さすが、すそ野を
   広げる長期戦略も抜かりはないようです。


SBI証券でのIPO当選のための作戦

 ポイントも少なく資金量が少ない方は、
SBI証券を諦め
 他の証券会社狙いにするのも手

 ポイントを使わず、第1段階(70%)の抽選狙いでポイントを
 ためる。(口座残高は40-80万で可、高額IPOの時資金追加)

 ポイントを使わず、主幹事、副幹事銘柄のみ資金集中で
 チャレンジ


 ポイントが大量に(150〜250?)貯まったら、お宝株柄に
 ポイント全力投球でチャレンジ



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SBI証券のIPO変更 へのコメント ありがとうございます

1. Posted by tanko   2006年11月14日 22:12
Hiroさん、こんばんは。はじめまして。
少し時間のたった記事にコメントして
しまい申し訳ありません。

私は8月のビックカメラでIPOデビュー。その後、9つの口座をやりくりし、
現在までになんと当選5回。
しかしすべてC級でした・・・(笑)

とそんなことはどうでもよいのですが、
EトレのIPOチャレンジポイントについての疑問です。
現在は、人気銘柄に対しいわゆる「当確」と呼ばれるラインは200ポイント強とのことですが、この水準て、不変ではないのではないでしょうか?このまま順調にEトレで落選し続ければ2年後には私も200ポイント強を持つことができるのですが、そのときの「当確」ラインてやっぱり200ポイント強なんでしょうかね?Eトレの配分数や、主幹事銘柄数を考慮すると水準が上がっているような気がするのですが・・・。

Hiroさんのご意見はいかがでしょうか?
2. Posted by 管理人Hiro    2006年11月14日 22:45
tankoさん

おそらく3-5万口座は一つのIPO参加しています。
一つのIPOで3-5万ポイント増え、当選者数十人〜数百人が150-200ポイント使ってその分減っていると考えると、差し引きしても顧客のトータルポイントは徐々に増えていると思われます。

Eトレが、主幹事やばらまき銘柄で副幹事クラスを複数回こなさない限り当確ラインは下がらないと思います。

あくまで私見ですが、Eトレは(あまり律儀ではないので)2年後にはIPO抽選ルールが変わってしまっていることも考えられます。

EトレIPOはかなり資金力がある方や法人(数千万後半〜)とEトレをメイン口座にしているの方にとっては有利と思いますが、平均的個人投資家が狙ってIPOを取りに行くのは最も難しい証券会社の一つではないでしょうか。

3. Posted by tanko   2006年11月14日 23:18
Hiroさん

早速のお返事ありがとうございました。
大変参考になりました。

ではでは。

PS:他の記事もいつも楽しく拝見させていただいています。これからも頑張ってください。
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