2007年IPOランキング 主幹事編
2007年IPOの総括として、まずは主幹事実績と公募割れIPOについて見てみましょう。
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10月以降に顕著だったのが、野村と大和の主幹事銘柄続出でした。
証券会社名 主幹事 構成比
------------------- ---- ------野村證券 35 29%
大和証券 28 23%
みずほインベスターズ 10 8%
新光証券 9 7%
三菱UFJ証券 9 7%
日興シティグループ 7 6%
いちよし証券 3 2%
みずほ証券 3 2%
岡三証券 2 2%
イー・トレード証券 2 2%
東海東京証券 2 2%
SMBCフレンド証券 2 2%
東洋証券 2 2%
ディー・ブレイン証券 2 2%
オリックス証券 1 1%
エイチ・エス証券 1 1%
インヴァスト証券 1 1%
IPO証券 1 1%
そしあす証券 1 1%
------------------- ---- ------
合計 121 100%
平等抽選の競争倍率最大級、ちょっとやそっとの資金量では裁量配分ゲットはおぼつかない攻略難易度Aクラスの野村證券主幹事銘柄が3割をしめる状況は、完全抽選派には辛いところがありますね。
大和証券は、平等抽選に個人向けの15%、交換ポイント残高でチャンス回数があがる一種の優遇ステージに5%割り振りますので、野村證券に比べると抽選派の方々にもチャンス有りです。
管理人は大和証券の株主優待で交換ポイントをいただいていますが、そこそこ効果はあったようです。
参考過去記事 大和証券のIPO当選確率を上げる?
次は2007年公募割れ銘柄の主幹事実績です。

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証券会社名 主幹事 構成比
------------------- ---- ------
野村證券 13 45%
大和証券 3 10%
新光証券 2 7%
みずほインベスターズ 2 7%
三菱UFJ証券 2 7%
ディー・ブレイン証券 2 7% (アンビシャスx2)
日興シティグループ 1 3%
東洋証券 1 3% (福証)
インヴァスト証券 1 3% (セントレックス)
IPO証券 1 3% (アンビシャス)
そしあす証券 1 3% (名証2部)
------------------- ---- ------
合計 29 100%
公募割れ銘柄には、大きく二つの傾向があるようです。
まず"地方新興市場+中小規模証券主幹事"の組み合わせ
2006年までの地方新興市場超小型IPOの初値は、上場基準が甘かろうが、主幹事の審査能力が?だろうが、需給だけでマネーゲーム化し、初値は上がり続けました。
それまでも、マネーゲームが終われば流動性が急速に低下し、株価はほぼ↓でしたが、とにもかくにも上場日以降しばらくは公開成功に見えました。
現在の地方新興市場への投資家の不信感や上場基準,監査の厳格化の流れには、主幹事をつとめたい(→立場が弱い)小規模証券会社、実績が欲しい地方新興市場、値動きそのものを材料とする短期個人トレーダー、それぞれに課題があったようです。
次のキーワードは野村證券主幹事 微妙銘柄(笑)
社名 市場 単位 枚数 吸収金額 初値上昇率
-------------- ------- ----- -------- ----- ---------
バンテック 東1 1 50,000 117 -26%
ジャパンティッ NEO 1 30,180 36 -20%
大日光エンジ JASDA 100 6,900 22 -13%
ジーエヌアイ マザ 1000 13,662 12 -11%
シーズメン ヘラ 1 3,000 13 -10%
免疫生物研究所 ヘラ 10 23,287 26 -9%
ユニバース 東2 100 27,000 46 -7%
メガロス JASDA 100 8,000 13 -6%
八千代銀行 東1 1 25,000 158 -6%
アークランドサ JASDA 1 6,900 14 -5%
ユーエスジェイ マザ 1 627,143 307 -5%
永大産業 東2 1000 5,000 26 -4%
コンテック 東2 100 10,350 25 -3%
太陽工機 JASDA 100 5,596 8 0% *
ア-トネイチャ- JASDA 100 15,180 106 0% *
(吸収金額単位:億円、*:=公募価格,手数料負け)
地方新興市場+中小規模証券主幹事IPOの危険な香りは、2007年前半から顕著でしたので、BBや抽選をパスされてきた皆様も多かったと思います。
むしろ、2007年公募割れゲット..のケースで多かったのは、野村證券主幹事 微妙銘柄だったのではないでしょうか。
2007年に主幹事を3社以上つとめた証券会社の平均初値上昇率を見ると、大和,新光証券の堅実さと野村證券の低さ&公募割れの多さが目立ちます。
主幹事証券会社 平均初値 社数
上昇率 上昇 同値 公募割れ
-------------------- ------- ------ ------ ------
大和証券 71% 24 1 3
新光証券 64% 7 - 2
みずほインベスターズ 58% 8 - 2
三菱UFJ証券 46% 7 - 2
日興シティグループ 39% 6 - 1
野村證券 33% 20 2 13
安易に"野村が主幹事だから公募割れはない"などという迷信(笑)を信じないで、当選確率の高い中〜大型IPOにこそ銘柄選定は注力したいですね。
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