2007年 地方市場IPOの初値
IPO個人投資家の嫌いな言葉No.1は、やはり"公募割れ"でしょう。
今後のためにも、2007年公募割れの確率No.1地方市場IPOを見てみましょう。
今後のためにも、2007年公募割れの確率No.1地方市場IPOを見てみましょう。
まず、2007年IPO全社を、初値上昇率と市場からの吸収金額(公募価格x公開株数合計)との散布図で見てみます。

クリックで2007年IPO散布図が
拡大されます
縦軸 初値上昇率 単位 %
例:0%=公募価格と同値 100%=公募価格の2倍
横軸 市場からの吸収金額 単位 億円(対数表示)
公募価格x公開株数合計,オーバーアロットメント含まず
赤点 2007年IPOを表し、121個(121社)あります
まず気がつくことは、市場からの吸収金額が小さいほど初値が良好な傾向があることです。(薄い青色の三角形に2007年IPOの90%弱が含まれます。)
2007年の特徴は、市場からの吸収金額が小さい(→小型IPO)だけでは"需給がよい→初値上がる"が成り立たなかったことにあります。
もちろん、2006年までの経験則ほど初値が上がらなかったり、場合によっては公募割れとなってしまった小型〜超小型IPOには個別の要因があり、一律ではありません。
一般論としては
・上場日の地合いが悪かった(単純かつ強力な要因)
・類似企業との比較で割安感が乏しかった
・成長性や新規性が感じられなかった
・不人気業種(地味業種,地味な社名..)
・ベンチャーキャピタル,ファンド系が大株主
・ロックアップ緩すぎ
・ストックオプション多すぎ etc
などがありますが、数多くの要因の中でも、上場市場との相関性が際だったのが2007年の特徴だったのではないでしょうか。

クリックで地方市場銘柄だけの
2007年IPO散布図が拡大されます
上記のグラフだけでもかなりはっきりした傾向(地方市場IPO→公募割れリスク大)が見て取れます。
2008年公募割れを引かないために大切なポイントになると思われますので、グラフを拡大して銘柄別に見てみます。

クリックで地方市場銘柄だけの
2007年IPO散布図が更に拡大されます
2007年地方市場(札証、名証、福証)上場IPOは、市場からの吸収金額にかかわらず、ほとんどが公募割れか若干のプラスに終わっています。
地方市場上場IPOは超小型であっても、需給要因での初値オーバーシュートは一例もありませんでした
初値が若干のプラスになったIPOのその後は
公募価格 初値 2008/1/4現在
光ハイツ・ヴェラス 27万 28.2万 17.1 万
コーセーアールイー 15万 15.2万 6.65万
と低迷しています。
あえて意地悪な見方をすれば、
光ハイツ・ヴェラス
2007年最初のIPOだったための好需給とご祝儀(笑)
コーセーアールイー
同日上場のディアライフとフルスピードの初値買いの過熱が追い風
となっただけだったと言えるかも知れません。
1年にもわたって、ここまで地方市場上場IPOの不振(不信?)が続くと、よほどの変化が起こらない限り、2008年も地方市場上場IPOの初値は厳しいと見ておく方が無難でしょう。
初値買い参加者の大多数が上がると思えば初値は実際に上がり、大多数が下がると見れば下がる、いわゆる"美人コンテスト"状況が、地方市場IPOにはマイナスに作用し続けそうです。
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2007年の特徴は、市場からの吸収金額が小さい(→小型IPO)だけでは"需給がよい→初値上がる"が成り立たなかったことにあります。
もちろん、2006年までの経験則ほど初値が上がらなかったり、場合によっては公募割れとなってしまった小型〜超小型IPOには個別の要因があり、一律ではありません。
一般論としては
・上場日の地合いが悪かった(単純かつ強力な要因)
・類似企業との比較で割安感が乏しかった
・成長性や新規性が感じられなかった
・不人気業種(地味業種,地味な社名..)
・ベンチャーキャピタル,ファンド系が大株主
・ロックアップ緩すぎ
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初値が若干のプラスになったIPOのその後は
公募価格 初値 2008/1/4現在
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コーセーアールイー 15万 15.2万 6.65万
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