ディーブレイン主幹事IPO配分の謎?
謎は大げさ(笑)ですが、この記事は全く役に立たないか、
濃い当選ノウハウになるかどちらかですね。
濃い当選ノウハウになるかどちらかですね。
ディー・ブレイン証券主幹事IPOのインサイトが、2月20日
札証アンビシャスに上場します。
ディー・ブレイン証券は上場株式やグリーンシートの
株式公開専門証券会社のため、上場株式売買は取扱っていません。
そのため、主幹事としての取扱IPOは、
すべて他の引受証券会社に販売委託されます。
主幹事の配分枚数は通常70%強ですので、最も多い主幹事分の枚数が
どこの証券会社から販売されるのか事前にわからないのは非常に困るのですが、
経験的に推定できる方にとっては、
信じられないほど当選確率的に有利になる、とも考えられますね。
過去のディーブレイン主幹事銘柄を例にとって、実際はどのように配分されたか
分析してみます。
2007年 2月13日に上場したインネクストです。

インネクスト幹事別配分枚数グラフ
左の画像クリックでグラフが拡大します
公開株数合計5,000枚(オーバーアロットメント無し)の
幹事別 IPO枚数構成比 円グラフです。
主幹事ディー・ブレインが65%で、ここまではいたって普通ですね。

インネクスト配分方法別構成比
画像クリックでグラフが拡大します
こちらは、ちょっと珍しいのではないでしょうか?(本邦初だと嬉しい)
ちょっと見方を説明させていただきますと、
規則による抽選配分(個人向け)
ここでいう規則とは日本証券業協会のルールのことで、
個人向けの10%以上を平等抽選で配分するになっています
規則による抽選以外の抽選配分(個人向け)
平等抽選以外の抽選で、優遇ステージ制が大半です
抽選によらない配分(個人向け)
裁量配分が大半ですが、イートレのチャレンジポイント配分も含まれます
個人以外への配分
機関投資家等の個人投資家以外への配分です
このように、幹事証券,委託販売証券すべての配分実績5,000枚を合計して、
上記の4カテゴリー分けしたグラフとなっています。
通常、個人向け70〜80%、個人以外20〜30%になることが多いのですが、
札証アンビシャスの小型ということで、やや個人向け構成比が大きくなっています。
また、平等抽選配分比率が53%!と高かったのも大きな特徴の一つで、
野村證券主幹事銘柄の10%弱(悲しい..)と好対照です。

インネクスト個人投資家向け配分グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
公開株数合計5,000枚のうち、
個人向けに配分された4613枚の証券会社別構成比です。
ブックビルディング前に発表される幹事別配分枚数情報では、
主幹事ディーブレインが大半を占めていましたが、
実際に最も多く個人向けに販売したのはエース証券で、
2番目は幹事にもなっていないカブドットコム証券21%(986枚)でした。
幹事別配分と実際に個人に販売した証券会社のIPO枚数構成比が
まったく違っていて興味深いですね。
(だから何?という突っ込み無しでお願いします)
私たちIPO個人投資家にとって重要なのは、
個人向けに配分する証券会社別情報の方ですが、
事前に発表された幹事別IPO配分枚数から、ここまで読み取るのは
実際のところたいへんです。

インネクスト個人投資家向け平等抽選グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
更に、管理人も含めた多くの抽選派の方々にとって最も重要な情報となる、
平等抽選に限った証券会社別構成比です。
何と、委託販売のカブドットコム証券が37%(986枚)でダントツです。
証券会社ごとに口座数やIPO参加者は大きく異なりますので、
この情報だけで断定はできませんが、
実はインネクストの抽選当選確率が最も高かったのは、
委託販売のカブドットコム証券だったのかも知れません。
ちょっと古い情報で恐縮ですが、口座数は、
カブドットコム証券 605,288口座
ジェット証券 85,953口座
ですので、ジェット証券の19%(501枚)に、当選確率では分がありそうです。
エイケイ証券(250枚)やばんせい証券(226枚)もおもしろかったのですが、
ここまで用意周到に口座開設されていた方は少ないですよね。
ちなみに管理人は片方の口座持っていました。

インネクスト個人投資家優遇ステージ制グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
規則による平等抽選以外の抽選配分(個人向け)の構成比です。
俗に言う優遇ステージ制による配分が大半ですが、
常日頃からメイン証券にして株式や国債などの取引で手数料落とすか、
莫大な資金を持っていないとなかなか攻略が難しいカテゴリーです。
エンゼル証券、NIS証券、東洋証券.. 管理人には無縁でした。

インネクスト個人投資家裁量配分グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
最後は、抽選以外の配分、いわゆる裁量配分です。
裁量配分は優遇ステージ制同様おつき合いにコスト(手数料)がかかりますし、
資金が金融商品に固定され、IPO不況期には判断が難しいのですが、
IPOバブル期には非常に効果的だったアプローチです。
IPO景気は繰り返しますので、自分には関係ないと思わずに
裁量配分も見てみましょう。
ここでは、エース証券が995枚と大半を占めています。
エース証券がメイン口座だった個人投資家にのみ、
インネクストの裁量配分でのゲットは容易だったのでしょう。
(ちなみに管理人は取引が無いので、かすりもせず)
イートレードの12%は、ご存じの落選ポイント(チャレンジポイントとも言う)
による配分です。
裁量配分とは性格が大きく異なるのですが、日本証券業協会の決めた
"抽選ではない配分"という定義から、
裁量配分もイートレード落選ポイント配分も同じカテゴリーに入っています。
いかがでしたか。
・事前にわからなければ意味がないよね
・今は地方市場銘柄には興味がないのであしからず
・めんどくさい
ごもっともです。
それでも、
1.いつも決まった証券会社(イートレやマネ,野村,大和)からだけから申し込む
2.配分枚数を調べて、主幹事と配分が多い幹事証券に申し込む
3.配分枚数と各社の配分傾向を加味して枚数の多そうな証券会社に申し込む
4.配分枚数と各社の配分傾向と口座数を加味して、当選確率の高そうな
証券会社に申し込む
5.配分枚数と各社の配分傾向と委託状況、各社の口座数を加味して、
当選確率の高そうな証券会社に申し込む
という異なるタイプの抽選派の方がいらっしゃったら、
年間の利益は、確実に5>4>3>2>1>となるでしょう。
分析に手間がかかりすぎる難点はありますが、
資金力不足を補う有効なコツになるかもしれませんので、
参考にしていただければ嬉しいです。
参考:インネクスト配分データ
<- 個人向け内訳 -->
引受枚数 個人 平等 ステー 裁量
向け 抽選 ジ制 配分
------------------- -------- ------ ------ ------ ------
ディーブレイン証券 3,250 0 0 0 0
イートレード証券 350 315 155 0 160
東洋証券 350 280 28 111 141
エース証券 350 1,100 105 0 995
岩井証券 150 142 142 0 0
ジェット証券 100 501 501 0 0
NIS証券 100 200 21 179 0
上光証券 100 100 100 0 0
松井証券 100 100 100 0 0
エンゼル証券 100 339 35 304 0
ばんせい証券 50 300 226 0 74
カブドットコム証券 委託 986 986 0 0
エイケイ証券 委託 250 250 0 0
更にマニアックな記事、
ディーブレイン主幹事IPO配分の謎 後編に続きます。
もう少し、おつき合いいただければ嬉しいです。
札証アンビシャスに上場します。
ディー・ブレイン証券は上場株式やグリーンシートの
株式公開専門証券会社のため、上場株式売買は取扱っていません。
そのため、主幹事としての取扱IPOは、
すべて他の引受証券会社に販売委託されます。
主幹事の配分枚数は通常70%強ですので、最も多い主幹事分の枚数が
どこの証券会社から販売されるのか事前にわからないのは非常に困るのですが、
経験的に推定できる方にとっては、
信じられないほど当選確率的に有利になる、とも考えられますね。
過去のディーブレイン主幹事銘柄を例にとって、実際はどのように配分されたか
分析してみます。
2007年 2月13日に上場したインネクストです。

インネクスト幹事別配分枚数グラフ
左の画像クリックでグラフが拡大します
公開株数合計5,000枚(オーバーアロットメント無し)の
幹事別 IPO枚数構成比 円グラフです。
主幹事ディー・ブレインが65%で、ここまではいたって普通ですね。

インネクスト配分方法別構成比
画像クリックでグラフが拡大します
こちらは、ちょっと珍しいのではないでしょうか?(本邦初だと嬉しい)
ちょっと見方を説明させていただきますと、
規則による抽選配分(個人向け)
ここでいう規則とは日本証券業協会のルールのことで、
個人向けの10%以上を平等抽選で配分するになっています
規則による抽選以外の抽選配分(個人向け)
平等抽選以外の抽選で、優遇ステージ制が大半です
抽選によらない配分(個人向け)
裁量配分が大半ですが、イートレのチャレンジポイント配分も含まれます
個人以外への配分
機関投資家等の個人投資家以外への配分です
このように、幹事証券,委託販売証券すべての配分実績5,000枚を合計して、
上記の4カテゴリー分けしたグラフとなっています。
通常、個人向け70〜80%、個人以外20〜30%になることが多いのですが、
札証アンビシャスの小型ということで、やや個人向け構成比が大きくなっています。
また、平等抽選配分比率が53%!と高かったのも大きな特徴の一つで、
野村證券主幹事銘柄の10%弱(悲しい..)と好対照です。

インネクスト個人投資家向け配分グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
公開株数合計5,000枚のうち、
個人向けに配分された4613枚の証券会社別構成比です。
ブックビルディング前に発表される幹事別配分枚数情報では、
主幹事ディーブレインが大半を占めていましたが、
実際に最も多く個人向けに販売したのはエース証券で、
2番目は幹事にもなっていないカブドットコム証券21%(986枚)でした。
幹事別配分と実際に個人に販売した証券会社のIPO枚数構成比が
まったく違っていて興味深いですね。
(だから何?という突っ込み無しでお願いします)
私たちIPO個人投資家にとって重要なのは、
個人向けに配分する証券会社別情報の方ですが、
事前に発表された幹事別IPO配分枚数から、ここまで読み取るのは
実際のところたいへんです。

インネクスト個人投資家向け平等抽選グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
更に、管理人も含めた多くの抽選派の方々にとって最も重要な情報となる、
平等抽選に限った証券会社別構成比です。
何と、委託販売のカブドットコム証券が37%(986枚)でダントツです。
証券会社ごとに口座数やIPO参加者は大きく異なりますので、
この情報だけで断定はできませんが、
実はインネクストの抽選当選確率が最も高かったのは、
委託販売のカブドットコム証券だったのかも知れません。
ちょっと古い情報で恐縮ですが、口座数は、
カブドットコム証券 605,288口座
ジェット証券 85,953口座
ですので、ジェット証券の19%(501枚)に、当選確率では分がありそうです。
エイケイ証券(250枚)やばんせい証券(226枚)もおもしろかったのですが、
ここまで用意周到に口座開設されていた方は少ないですよね。
ちなみに管理人は片方の口座持っていました。

インネクスト個人投資家優遇ステージ制グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
規則による平等抽選以外の抽選配分(個人向け)の構成比です。
俗に言う優遇ステージ制による配分が大半ですが、
常日頃からメイン証券にして株式や国債などの取引で手数料落とすか、
莫大な資金を持っていないとなかなか攻略が難しいカテゴリーです。
エンゼル証券、NIS証券、東洋証券.. 管理人には無縁でした。

インネクスト個人投資家裁量配分グラフ
画像クリックでグラフが拡大します
最後は、抽選以外の配分、いわゆる裁量配分です。
裁量配分は優遇ステージ制同様おつき合いにコスト(手数料)がかかりますし、
資金が金融商品に固定され、IPO不況期には判断が難しいのですが、
IPOバブル期には非常に効果的だったアプローチです。
IPO景気は繰り返しますので、自分には関係ないと思わずに
裁量配分も見てみましょう。
ここでは、エース証券が995枚と大半を占めています。
エース証券がメイン口座だった個人投資家にのみ、
インネクストの裁量配分でのゲットは容易だったのでしょう。
(ちなみに管理人は取引が無いので、かすりもせず)
イートレードの12%は、ご存じの落選ポイント(チャレンジポイントとも言う)
による配分です。
裁量配分とは性格が大きく異なるのですが、日本証券業協会の決めた
"抽選ではない配分"という定義から、
裁量配分もイートレード落選ポイント配分も同じカテゴリーに入っています。
いかがでしたか。
・事前にわからなければ意味がないよね
・今は地方市場銘柄には興味がないのであしからず
・めんどくさい
ごもっともです。
それでも、
1.いつも決まった証券会社(イートレやマネ,野村,大和)からだけから申し込む
2.配分枚数を調べて、主幹事と配分が多い幹事証券に申し込む
3.配分枚数と各社の配分傾向を加味して枚数の多そうな証券会社に申し込む
4.配分枚数と各社の配分傾向と口座数を加味して、当選確率の高そうな
証券会社に申し込む
5.配分枚数と各社の配分傾向と委託状況、各社の口座数を加味して、
当選確率の高そうな証券会社に申し込む
という異なるタイプの抽選派の方がいらっしゃったら、
年間の利益は、確実に5>4>3>2>1>となるでしょう。
分析に手間がかかりすぎる難点はありますが、
資金力不足を補う有効なコツになるかもしれませんので、
参考にしていただければ嬉しいです。
参考:インネクスト配分データ
<- 個人向け内訳 -->
引受枚数 個人 平等 ステー 裁量
向け 抽選 ジ制 配分
------------------- -------- ------ ------ ------ ------
ディーブレイン証券 3,250 0 0 0 0
イートレード証券 350 315 155 0 160
東洋証券 350 280 28 111 141
エース証券 350 1,100 105 0 995
岩井証券 150 142 142 0 0
ジェット証券 100 501 501 0 0
NIS証券 100 200 21 179 0
上光証券 100 100 100 0 0
松井証券 100 100 100 0 0
エンゼル証券 100 339 35 304 0
ばんせい証券 50 300 226 0 74
カブドットコム証券 委託 986 986 0 0
エイケイ証券 委託 250 250 0 0
更にマニアックな記事、
ディーブレイン主幹事IPO配分の謎 後編に続きます。
もう少し、おつき合いいただければ嬉しいです。
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ディーブレイン主幹事IPO配分の謎? へのコメント ありがとうございます
1. Posted by タケ
2008年01月21日 19:28
大変有効で、面白い結果です。
2. Posted by
管理人Hiro
2008年01月21日 20:45
タケさん、
ありがとうございます。
続きを書きますね。
ありがとうございます。
続きを書きますね。
3. Posted by moon
2008年01月21日 22:49
とっても参考になりました♪(*^-^*)
こういう情報こそ私が欲しかった情報です♪
ありがとうございます♪(*^-^*)
こういう情報こそ私が欲しかった情報です♪
ありがとうございます♪(*^-^*)
4. Posted by
管理人Hiro
2008年01月21日 23:16
moonさん、
コメントありがとうございます。
いい気になって後編も投稿してしまいました。
ぜひご覧ください。
コメントありがとうございます。
いい気になって後編も投稿してしまいました。
ぜひご覧ください。


